本日は、お客様の紹介により、当社にレッカー入庫したポルシェ964整備のご紹介
します。
いまだに根強いファンが多い空冷ポルシェ964!!
その後エンジン不始動とのこと。
エンジンルームを覗き、チェックすると964ならでは・・・の故障と判明!
インマニが外れてる・・・
原因はこれ!!
ツインデスビベルト切れ!!!
「説明しよう」
ポルシェ964、3600CCエンジンは水平対向6気筒エンジンですが、スパークプラグは12本。つまりツインスパークプラグを採用しており、この当時のイグニッションシステムはディストリビューター分配方式。エンジン出力の取り出しは1つでディストリビューター2つをベルトでつなぎ同調させてたのである。
おそらく、エンジン始動時の爆発音とはベルト切れの為、とんちんかんな所で着火し
バックファイヤが起こりインマニが外れたと予測されます。
初見のお車なので細部をチェックしながら脱着!!
ディスビベルト切れの場合、ディーラーだとASSY交換になりますが、ベルトの単体
交換の方がリーズナブルですのでばらします・・・
他にもディスビキャップ、ローター
接点磨耗・・・
インマニフランジ・・・亀裂・・・
プラグコード。
スパークプラグ・・・とお客様と相談し交換をいたしました。
ささっと書いておりますが、交換するのはかなりの時間を要しています。
作業後はもちろん一発始動OK!!
疲れたけど楽しいひと時でございました。