熱戦を繰り広げた高校野球も終わり、
子供たちの宿題事情もざわついてきました。
残暑お見舞い申し上げます。
私共の夏も非常に熱く、こ忙しく走り回っています。
特に今年の熱さはハンパなく、
エアコン不具合やタイヤバーストなどの熱さゆえのトラブル事例も多かったです。
こちらの整備は熱とは関係ないですが、始動時ハンパない異音の点検。
MベンツC200/W204(1.8Lターボエンジン)
冷間時エンジン始動時にギューイン!と激しい音が出て、
数秒後にはおとなしくなる音の原因診断。
入庫時はしっかり温まっていた為、症状確認できず、
時間を置いて冷ましてから始動すると、
確かに激しい音が出ています。発生場所はインマニ下あたりの様です。
すぐ音が止まってしまうので時間が勝負。
リフトアップしエアーポンプに目星をつけますが、
エンジン本体の音が特定作業を邪魔するので、エアポンプを外し単体の点検。
水が混入した跡があり錆がひどく、軸にガタも出ています。
エアーポンプは始動時等に排気ガス濃度を薄める役割を担っています。
で、エアーポンプに直接作動指示を出すと、
*危険なので真似をしないで下さい
通電直後のみ異音が発生。
数秒で音は消え、何度もやっているとしばらくは出なくなり、
オーナー様の体感した異音と一致します。
水分が混入したであろう個所も特定し、それぞれ修理交換整備を施します。
エアーポンプ内部に関しては給油やベアリング部修理もトライはしてみたものの、
今後の事や金額、作業時間を考えると新品交換がベスト。
しかし純正部品は高額なので、BOSCH新品パーツを使い、
早く安く作業が完成しました。
ロードテストを繰り返し、テスターにて故障コードがないか確認。
始動時以外でも異音が出ないことが確認できたので出庫となりました。
特定の条件(冷間時のみ等)のみ症状が現れる場合や、
時々症状が出る場合は、確認/特定するまでに数日間時間を要する事があります。
「待ってる間にちょっと見て!」で確認できればベストですが、
なかなかそうは行きません。
今回のご依頼も数日お預することとなりましたが、
お伝えいただいた症状が正確に確認出来たので早く出庫にいたりました。
始動も静かに出発進行!いつもありがとうございます。
コメント
コメント一覧 (1)
はじめまして
上記の文 間違っています!
エアポンプ(二次空気供給装置)は触媒に空気を送ることで 早く触媒を温める役割をしています
ちょうど薪ストーブの二次空気導入と同じようなものです。
kurumayazero
がしました