Mベンツ 190SL(R121)
車検整備のご依頼。
直列4気筒1.9LエンジンにWEBER社製のキャブの組み合わせ。
エアコンやパワステ、パワーウィンドもありません。
ブレーキは前後ドラムブレーキ。
それでも50年以上前に製造されたお車とは思えない程の快調な走り。
独特の美しいフォムに目を奪われます。
基本的な部位の調整を施し、
燃料ホースの劣化を整備。
走行時に車体の動きに合わせて「ギシギシ」と、
かすかに音が出はじめている部分が気になったので、
オイル交換ついでにサスペンションの点検です。
当時のサスペンションは現代の車と少し違い、
特に上下運動を要す部位はゴムブッシュ等ではなく、
接合部位が鉄同士こすれ合わさる構造な為、
定期的なグリス注入が欠かせません。
油脂関係をリフレッシュし、ポイントへグリスアップ。
走行時のきしみ音も無くなり、軽快なドライビングが復活です。
数あるメルセデスのモデルの中で最も歴史の長いモデルが、
軽量スポーツカー「SL」
まだまだこの先、何十年と歴史を刻んでいただける事でしょう。
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